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保険適応の白い奥歯!?

平成24年から、第一小臼歯、第二小臼歯が、

平成28年から第一大臼歯が、白いハイブリッドセラミック冠での治療が保険適用になりました。大臼歯は条件がありますので、ご相談ください。

金属よりは強度は劣りますが、見える範囲での審美性は比べ物になりませんよね。

このような歯はCADCAMで作製されます。

CADCAM(コンピュータ支援設計・コンピュータ支援製造)は、歯科分野で使用される技術の一つで、コンピュータを活用して歯科治療に必要な設計と製造を行う方法です。

CADCAMシステムは、以下のようなプロセスで歯科治療に活用されます:

  1. コンピュータ支援設計(CAD: Computer-Aided Design): 患者様の歯の状態を模型に起こしデジタルデータ化します。そのデータを基に、専用のソフトウェアを使用して治療に必要な修復物(クラウン、ブリッジ、インレー、オンレーなど)の設計を行います。この設計段階では、修復物の形状や咬み合わせを精密に調整することができます。
  2. コンピュータ支援製造(CAM: Computer-Aided Manufacturing): 設計が完了したら、次は製造の段階です。CADCAMシステムは、デジタルデータをもとに製造機器(フライジングマシン、3Dプリンターなど)が修復物を精密に削り出すか、または造形するプロセスを自動的に行います。これにより、手作業に比べてより正確で効率的な修復物の製造が可能となります。
  3. 口腔内への装着: 製造された修復物は、患者の口腔内に装着されます。適合性が高いため、歯科医師が治療の微調整を行いながら、患者に快適な咬み合わせと見た目を提供することができます。

CADCAM技術の利点には、以下のようなものがあります:

  • 高い精度と適合性:デジタルデータを使用するため、手作業に比べて高い精度で修復物を作成できます。
  • 高速な製造:CADCAMシステムは自動的に製造を行うため、修復物の製作時間を短縮できます。
  • より自然な外観:デジタルデータを使用することで、患者の自然な歯の形状や色調に合わせた修復物を作成できます。

CADCAMは、歯科医療の分野で広く活用されており、より効率的で精密な治療を提供するための重要なツールとなっています。

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